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【編集中】Documenta14 (ドクメンタ)

ドイツの小さな町カッセルで5年おきに開催されるドクメンタのレポートです。

ドクメンタは1955年から始まった現代アートのフェスティバルで現代アートを知っている人であれば、誰もが知っている現代美術のイベントです。

個人的には僕が現代美術に興味をもった15年前から行きたくて、10年前のチャンスを逃し、15年越しでやっと行くことができたのです。

今年は、アダム・シムジックがアーティスティックディレクターを勤め、特徴的な点としては、カッセルとアテネでの同時開催を行い、アテネやカッセルの中東系の移民に関する作品を多くとりあげ、ヨーロッパからギリシャを経由して中東までの広範囲に渡る歴史の関連・振り返りのような、印象だった。

マイノリティに注目するイベントという感じかな。

会場は町の様々なところで展開していて、中心に据えられたのは、パルテノン神殿、しかしこのパルテノン神殿の柱は発禁本で構成されています。今年のドクメンタはアテネとカッセルで開催されていて、その関係性も見せている感じです。パルテノンの意味はわからん。

ドクメンタで取り上げられた作品は、一言でいうと暗くネガティブなものばかり。歴史の中の解決は決して出来ない課題や負の遺産とどう折り合いをつけていくかとう視点を感じた。

もっとも印象的だったのは、カッセルに住むトルコ系住民についてのドキュメントで、彼らは元々イスラムであったが、この町に移住し定着するにつれ、キリスト教に改宗していく。しかしながら、自らの文化を捨てるわけではなく、文化を保ちながらどうキリスト教に改宗していったかを感じ取れる展示がいくつかあった。

特に、中東系キリスト教会の中での聖歌のドキュメントがあったんだけど、これが聖歌と思えない哀愁を感じるイスラミックメロディで、歴史の重さを感じざるを得なかった。

さらにその会場の外では、たまたまなのか意図しているのかわからないが、中東系のストリートミュージシャンがハープで中東のメロディを奏でており、作品との連続性を感じた。


<編集中>

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