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Art Copenhagen Design

Click Festival 2017

Click Festival 2017

Click Festival はデンマークのヘルシンガー(Helsingør)で毎年開催されているメディアアートのフェスティバルである。
今年は、5/20-21の2日間の日程で開催された。
http://www.clickfestival.dk/

ヘルシンガーはコペンハーゲンから北に電車で1時間ほどの場所にある港町で、スウェーデンのヘルシンボリへの定期運行フェリーが出ている場所で、スウェーデンからビールを買いに来る人もたくさんいるらしい。

昨年のClick Festivalはワークショップでライゾマの真鍋大渡さんが呼ばれていたそうだが、基本的にはあまり日本には縁はないようで、今年は他に日本人らしき人は見ていない。

Click Festivalはサブタイトルに、Contemporary Art, Science and Technology Festivalとあり、これらの領域を横断するようなアーティストが取り上げられていたように思われる。ちなみに今年のテーマは”Quirky Ecologies”

会場には埠頭の倉庫エリアのいくつかの建物が使われていた。

内容はインスタレーション、ワークショップ、パフォーマンスと様々、KADKとITUの学生の展示コーナーもあったりと、なかなか見どころのあるイベントだった。
ざっくりと、日中は展示・ワークショップなどを中心に、夜の部は様々なパフォーマンス・ライブなどが行われた。

メイン会場
イベント中ずっと同じ場所に立ち続けるパフォーマンス。足元にはカイワレ?が敷き詰められている。
ちなみにこのソースは虫入り。昆虫食。

個人的には、5時間におよぶギタードローンが最高でした。

Lou Reed Drones

また、夜のライブでThis is not This heat (This Heatのメンバーのうち2人がサポートメンバーをいれつつ昔の曲を演奏するなどで活動)と、Holly Herndonのライブが見れてよかった。

This is not This heat
Holly Herndon

ちなみにHolli Herndonはメディアアーティストの谷口暁彦とコラボレーションしていて、今回のパフォーマンスでもopenFrameworksで作られた谷口暁彦のVJツールを使っていた。

他は、SuicideのMartin Revとそのプロデューサとのユニットのライブ。VRをフィーチャーして様々なアーティストにコンテンツを作ってもらった作品を紹介する展示。3Dスクリーンを使ったMixed Realityのオーディオ・ビジュアルのライブSILICIUMなど。

様々なVR作品を体験できるエリア。寝っ転がってみるコンテンツを体験した。制約があるほうが新鮮という気づき。

お客さんの層も家族連れから作家まで様々な人達が思い思いに楽しめる、良いイベントでした。

ヘルシンガーは街歩きもおすすめ。

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